オリーブオイルはオリーブの果実からとれるオイルで、「果実ジュース」とも言われています。最高級のエキストラバージンオリーブオイルはそのまま飲めるほどさらっとしています。
なんとなく「洋風の料理に使うもの」という印象をお持ちの方もいると思いますが、使い方としてはサラダ油など他の油と同じように、普段の家庭料理にも使えます。
-目次-
1.オリーブオイルの種類
2.オリーブオイルのおすすめポイント
3.おすすめの使い方
・生食におすすめ エキストラバージンオリーブオイル
・加熱調理におすすめ ピュアオリーブオイル
4.プレゼントにもおすすめ
5.まとめ
一般に販売されているものとして「エキストラバージンオリーブオイル」と「ピュアオリーブオイル」がありますが、これらはIOC(International Olive Council)という国際機関が定めた基準によって呼称されます。
バージンオリーブオイルとは、オリーブの実をそのまま絞ってとれるオイルのこと。
その中でも、『化学的な評価でも品質がいい』『食べてみて美味しい』などの基準をクリアしたものが、“エキストラ” バージンオリーブオイルです。
精製オリーブオイル(エキストラバージンオリーブオイルの基準に満たないオリーブオイルを精製加工したもの)と バージンオリーブオイルをブレンドしたオイル。
エキストラバージンオリーブオイルと比べると、風味や微量成分などが少なくなっています。
※IOC規格では”ピュア”という名称は現在使われていませんが、本記事ではエキストラと区別する一般名称として”ピュア”を用います。
くわしくはこちらの記事をご覧ください。
オリーブオイルを知ろう!~エキストラバージン、ピュアオリーブオイルの違いとは~
オリーブオイルは成分の55-83%がオレイン酸という一価脂肪酸でできており、酸化しにくいのが特徴です。酸化した油は料理の味を損ねたり、健康を害することも。
毎日使う油は、品質が劣化しにくいオリーブオイルがおすすめです。
オリーブオイルは「地中海式食事法」のブームによって、ヘルシーな油だと知れ渡り、一般家庭でも使われるようになりました。
カロリーは他の油と変わりませんが、オリーブオイルは、微量成分のオレウロペインをはじめとするポリフェノールや、植物ステロール、トコフェロール(ビタミンE)、クロロフィルなどの成分が含まれており、健康に関心の高い人に選ばれています。
くわしくはこちらの記事をご覧ください。
オリーブオイルと健康~オリーブオイルの健康効果や使い方について~
エキストラバージンオリーブオイルは、“食べてみて美味しい”ことが要件の一つ。上質なものはそれだけでドレッシングになるほど風味が豊かです。
普段の炒め物も、オリーブオイルの風味がプラスされれば、ワンランクアップの仕上がりです。
オリーブオイルを使い分けることで、普段の料理をもっとおいしくできます。
オリーブオイルに含まれるポリフェノールなど一部の栄養素は、オイルの精製によって減少してしまいます。健康のためにオリーブオイルを摂ってみようという方は、エキストラバージンオリーブオイルがおすすめです。
生食におすすめの理由は、何と言ってもおいしいからです。
エキストラバージンオリーブオイルの風味・香りは加熱によって減少してしまうので、直接料理にかけていただきましょう。
エキストラバージンオリーブオイルは、実を絞っただけのジュース。そのため、オリーブの品種や、その年の降水量などによっても味わいが変わります。
製造会社は“おいしい”オリーブオイルを目指してブレンドやテイスティングを行っていますので、ぜひプロがおすすめする食べ方も参考にしてみてください。
☆おすすめの食べ方☆
蒸し鱈に
爽やかテイストだから白身魚にぴったりです。
フライエッグに
オイルの甘みが卵にも抜群に合います。
有機栽培畑で育てられたピクアル種など4 品種をブレンドしたオイル。フルーティでコクがあり、オリーブオイルの苦味や辛味も味わえ、素材の味を引き立てます。
☆おすすめの食べ方☆
全粒粉や天然酵母などのパンに
ガスパチョなどの野菜料理に
有機栽培畑で育てられたマンサニージャ・カセレーニャ種のオイル。
若々しいグリーンフルーティ風味で甘みがあり、オリーブオイル初心者の方にもおすすめの口当たりです。
☆おすすめの食べ方☆
パンや果物に
お豆腐や納豆、卵焼きなど和食に
エキストラバージンオリーブオイルは国際機関IOCの基準によって呼称されるとお話ししましたが、実は日本はこのIOCに加盟していません。 そのため、日本では風味などがIOC 基準を満たしていないものが、“エキストラバージンオリーブオイル”として販売されている場合があります。
オリーブオイルは劣化しにくい油ではありますが、日の光や空気に触れると酸化を速めてしまいます。そのため色のついた瓶や缶の容器に入っているものがおすすめです。
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プロが教えるおいしいオリーブオイルの選び方
エキストラバージンオリーブオイルを使っても問題はないのですが、オリーブオイルのもつ風味は、加熱によってかなり減ってしまいます。
それなら、安価なピュアオリーブオイルを使った方が経済的です。
和食など素材の味を生かしたい料理にはピュアオリーブオイルがおすすめ。
バージンオリーブオイルには独特の香りや苦味がありますが、精製オリーブオイルはほとんど無味無臭です。精製オリーブオイルの比率が多いものは、味の変化を気にせず、普段の食事に取り入れられます。
オリーブオイルは素材の中へあまり浸透しないので、油っぽくなりすぎず、からっとした仕上がりに。揚げ物が胃に重く感じてきた方にもおすすめです。
日本オリーブのピュアオリーブオイル
商品名 |
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特徴 | 無味無臭の料理用油 | 経済的で風味も感じられるオイル | 唐辛子とにんにくが効いた万能調味料 |
おすすめ 料理 |
焼き魚など和食 炒め物に |
パスタなど地中海風の料理 揚げ物に |
アヒージョ 炒飯などの隠し味に |
レビュー (22年4月) |
オリーブは紀元前6000年以上(諸説あり)も前から栽培されており、食用に・美容に・儀式にと、人々の生活を支えてきました。日本でもギフトとして高級感がありながら、万人に受け入れられやすいアイテムとなっています。
そんなオリーブの花言葉は「平和」「安らぎ」「知恵」「勝利」。また、樹齢の長さから「永遠」の象徴とされることもあります。大切な方へ思いを込めたプレゼントにおすすめです。
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オリーブオイルは普段使いの油として優秀なだけではなく、調味料として料理の味を引き立て、特別にしてくれます。 料理好きの方も健康が気になる方にもおすすめのオイルです。
☆オリーブオイルを使い分けよう!
ピュアオリーブオイルは加熱調理におすすめ
エキストラバージンオリーブオイルは生食におすすめ
あなたの生活にオリーブオイルを取り入れてみてください。
瀬戸内の美しい島々を見渡す丘にある「牛窓オリーブ園」がわたしたちの活動拠点です。約2,000本のオリーブが茂る園内にはハーブ園や幸福の鐘の丘などがあり、家族でくつろげる観光スポットとしても知られています。山頂にあるショップには当店で販売されている化粧品、食品、オリーブの鉢植えなどが並び、展望台からは周囲の景色をぐるりと360度眺めることができます。初夏に咲く白いオリーブの花、秋に色づくオリーブの実、そして年に一度、大勢のお客様でにぎわう収穫祭と、四季折々の表情を楽しんでいただけます。
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