背中のニキビ、原因と対策は？～ニキビの原因を見極めて対策しよう～

2021.09.17

露出の多くなる季節には特に背中のにきびが気になりますよね。
原因を見極めそれに応じたケアをしていきましょう。

-目次-

1.ニキビの原因は？
2.背中にニキビができやすいのはなぜ？
3.背中ニキビの対策
4.日本オリーブにできること

1.ニキビの原因は？

ニキビは毛穴が詰まることで起こります。

ニキビの原因①角質肥厚

肌に汚れが溜まったり摩擦など刺激されると、肌表面の角質層が厚く・硬くなり、毛穴をふさいでしまいます。
肌の乾燥や、肌の新陳代謝の滞りなども角質肥厚の要因です。

ニキビの原因②皮脂の過剰分泌

皮脂は肌の保湿や保護に必要なものですが、多すぎると毛穴を詰まらせます。また、皮脂は菌のエサとなるため、ニキビの原因と言われるアクネ菌を増殖させてしまいます。

ニキビの原因③ホルモンバランスの乱れ

ストレスや睡眠不足などによってホルモンバランスが乱れると、皮脂の分泌量が多くなりニキビの原因になります。また、生活習慣の乱れは、肌の炎症を悪化させてしまいます。

ニキビの悪化

ニキビには悪化の段階があります。
①毛穴に皮脂が溜まる（白ニキビ）
↓
②皮脂が酸化する（黒ニキビ）
↓
③アクネ菌と白血球の戦いにより、炎症が起こる（赤ニキビ）
↓
④悪化して膿をもつ（黄ニキビ）

悪化すると跡が残ることもあるので、特に③以上のニキビは皮膚科で治療してもらいましょう。

乾燥肌にもニキビの危険

『ニキビの原因＝皮脂』と思って、ゴシゴシと洗っていませんか？
皮脂を根こそぎ落としてしまうと肌が乾燥し、乾燥を防ごうと肌が余計に皮脂を分泌するため、それがニキビの原因になっている場合があります。
ニキビには『汚れを落とす＋しっかり保湿する』ことが大切です。

2.背中にニキビができやすいのはなぜ？

特に背中には、ニキビができやすい要素が。

①背中は皮脂腺が多い

皮脂腺の量は体の部位によって異なり、背中は特に多い部類に含まれます。

②背中の洗い残し

シャンプーやボディソープの洗い残しが、ニキビの原因になることがあります。特に髪の毛の長い方は背中の洗い残しに注意が必要です。

③皮膚への刺激

ゴシゴシと擦り洗いをしたり、髪の毛が当たるなどの刺激によって、角層が厚く硬くなってしまいます。

3.背中ニキビの対策

背中は清潔に保ち、負担をかけない

背中ニキビを防ぐには、『汚れと過剰な皮脂をしっかり落とす』＋『洗浄成分を残さない』＋『刺激を与えない』ことが大切です。

お風呂でのポイント

洗浄料はよく泡立ててから使いましょう。汚れを落とすのは泡であり、液状のまま使うと背中に残ってしまうこともあります。また、ボディブラシなどでゴシゴシと洗うと肌を傷つけたり、背中の角質が剥がれて毛穴を詰まらせる原因になります。
背中ニキビが気になる人は、麻などのやわらかいタオルを使い余分な皮脂汚れだけを取り除きましょう。

インナーは背中にやさしいものを

肌に負担かけないように、インナーは柔らかくて通気性のよいものを選びましょう。
汗をかいたら着替えたりこまめに拭くなど、背中を清潔に保つようにしてください。

ヘアトリートメントの注意点

トリートメントは髪に密着するようにクリーム状のものが多く、背中に付いて残りやすいので要注意。
頭→身体の順に洗うのがおすすめです。
また、髪につけるときは地肌を避け、毛先からなじませるようにしましょう。

生活習慣の改善

食事

基本的にはバランスの良い食事でしっかりと栄養を取ることが、肌の健康にもつながります。
背中ニキビが気になる時は、脂質の代謝を助けるビタミンB2や、脂質分解をコントロールするビタミンB6、お肌をすこやかに保つビタミンAやβ-カロチンなどを積極的に摂取しましょう。

十分な睡眠

睡眠不足による免疫力の低下や、不規則な睡眠によるホルモンバランスの乱れは背中ニキビの原因になります。充分な睡眠・毎日同じ時間帯に寝るようにしましょう。
寝る前にリラックスする事で質の高い睡眠が出来ます。少しぬるめのお湯につかって、お気に入りの香りの入浴剤でリラックスしてみてはいかがでしょうか。

肌のターンオーバー

人の肌は、古くなった細胞は垢となって剥がれ落ち、肌深部から新しい細胞がつくられることで、約28日程度で生まれ変わるといわれています(肌のターンオーバー)。
これにより肌を若々しく保ったり、荒れなど肌のダメージを回復していくのですが、加齢・紫外線・乾燥・栄養不足・睡眠不足・血行不良など、様々な要因でターンオーバーは乱れてしまいます。

スキンケア

肌をやわらかく保つ

角質が硬くならないように、化粧水などで水分補給をしましょう。特に乾燥が気になる人は適度に油分も与えることで、うるおったやわらかい肌を維持できます。
また、水分と油分のバランスを整えることで、バリア機能が働き肌あれが起こりにくくなります。

ニキビ予防商品を使う

皮脂の分泌を抑える・肌の炎症を抑える・古い角質をはがすなど、様々な目的の商品があるので自分の背中ニキビの症状にあったものを使いましょう。
ただし、化粧品では限界があるため、なかなか治らない背中ニキビは皮膚科で医薬品を処方してもらうことをおすすめします。

紫外線ケアもお忘れなく

紫外線は、肌のコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸を作る”線維芽細胞”にダメージを与えるため、シミだけではなくお肌の老化や肌荒れなど、様々なトラブルの要因になります。焼けないためだけでなく、美肌のために日焼け止めは必須です。

まとめ

背中ニキビケアのポイント

①洗浄　　・・・背中に刺激を与えないように、過剰な皮脂を取り除きましょう。
②生活習慣・・・健康は美肌への近道です。
　　　　　　　　バランスの良い食事・十分な睡眠を心がけましょう。
③保湿　　・・・乾燥は肌トラブルの元。
肌質にあわせて、上手に油分も取り入れてみましょう。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

参考：小西さやか『日本化粧品検定2級・3級対策テキストコスメの教科書』，主婦の友社，2016.

参考：一般社団法人日本エステティック協会教育研究委員会『新エステティック学理論編Ⅰ』,一般社団法人日本エステティック協会,2009.

4.日本オリーブにできること

ニキビケアにおすすめの商品をご紹介します。

商品名	オリーブマノン化粧用オリーブオイル >>	オリーブマノンうるおいカラミンローション >>	オリーブマノン朝用ボディミルク >>	ナチュラルマインドせっけん >>	ベルゼエリートM 医薬部外品 >>
用途	全身の保湿・肌のごわつきに	皮脂過剰・肌のべたつきに	日焼け止め乳液全身に	全身の洗浄に	薬用軟膏として荒れがひどい部分に
特徴	添加物不使用 100%純粋なオリーブオイル肌の油分を補い、トラブルのない肌に	カラミン配合・2層式化粧水おだやかにひきしめて整えるさっぱりした使い心地	せっけんで洗い流せる日やけ止めとしてデイリーの保湿ケアにも	保湿成分オリーブオイル配合泡立ちが良く、すすぎやすい	【医薬部外品】有効成分がすこやかでうるおいのあるきめ肌に
容量	200ml/30ml	150ml	50ml	90ｇ	25g
レビュー (22年4月)