「紫根(シコン)」というものをを聞いたことがあるでしょうか?
古くから染料や漢方として使用されてきた植物です。
今回はその「紫根(シコン)」について見ていきましょう。
「紫根(シコン)」の歴史
中国・朝鮮・日本に分布する多年草「ムラサキ」の根を乾燥させたものです。中国最古の薬物書「神農本草経(しんのうほんぞうきょう)」には「紫草」の名で収載されています。
紫根には、和漢で使用される硬紫根と、主に染料に使用される軟紫根があります。
紫根を使った染物は、遣隋使によって日本に伝えられました。ムラサキの栽培は奈良時代に日本で始まりましたが、紫色は天皇や貴族にしか許されない高貴な色であったため、厳しく管理されていました。
一方、江戸時代後期に「紫根」を使用した有名な薬が生まれました。外科医として有名な華岡青洲が考案した外用薬「紫雲膏」は紫根と豚油を含む軟膏です。
現在医薬部外品原料規格に紫根抽出物やシコニンが収載されており、肌荒れを防ぐ効果、ハリ・弾力などの改善効果に注目が集まっています。
日本オリーブでは、硬紫根を使用しており、化粧品配合成分名は「ムラサキ根エキス(天然保湿成分)」です。
※現在、「ムラサキ」は日本では絶滅危惧種に指定され、幻の薬草と言われています。
天然保湿成分「ムラサキ根エキス」
和漢植物「ムラサキ」の根=「シコン」から得られるエキスです。そのエキスは、鮮やかな赤色あるいは高貴な紫色をしています。
うるおい効果が高く、健やかなお肌を保つための成分です。
紫根抽出法で特許を取得!
日本オリーブでは、オリーブオイル等で紫根成分を抽出する方法を確立し、長年、化粧品等に配合していましたが、上質な紫根の入手が年々困難となり、限られた天然物からより効率的に紫根成分を抽出する必要性が高まっていました。
そこで、染色・機能性加工業でジーンズ業界をリードしている豊和株式会社と共同で開発を行い、平成24年10月12日に「紫根エキスの抽出方法及び皮膚外用剤の製造方法」(特許第5106843号)
を取得しました。常温抽出なので、熱劣化がない、鮮明な赤色である、臭気が少ない、環境に負荷を与えない等のメリットがあり、ベルゼエリートMを始めとした商品に配合をしています。
日本オリーブの紫根を使用した商品
商品名 |
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お悩み | ひび割れ・あかぎれ しもやけ・肌のほてり |
肌あれ・あれ性 | 肌あれ・敏感肌 | 唇の乾燥・荒れ |
用途 | 薬用軟膏として荒れがひどい部分に | 保湿クリームとして顔・全身のケアに | 保湿化粧水としてお顔に | リップクリームとして唇の保湿に |
特徴 | 【医薬部外品】 有効成分がすこやかで うるおいのあるきめ肌に |
【医薬部外品】 肌の乾燥を防いで しっとりすこやかに保護 |
アルコール・防腐剤・香料不使用 肌にやさしい |
オリーブオイルなど植物由来成分配合 |
容量 | 25g | 180g | 200ml | 1.8g |
レビュー (22年4月) |
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-荒れ性におすすめ サンプルセット-
<内容>各1回分
・オリーブマノン ラグラシアオイル(導入美容オイル)
・シコリーブ スキンローション(化粧水)
・シコリーブ 薬用スキンクリーム(クリーム)
※お一人様1回限り ※日本オリーブの化粧品サンプルは、全商品通して合計3個まででお願いします。
オリーブに隠れた名脇役「紫根」について、すこしでも知っていただけると幸いです♪
暮らしの中にオリーブを -日本オリーブ株式会社-
1942年に岡山県牛窓町でオリーブ園を開園し、1992年からはスペインにも自社農園を持ち、使用感と素材にこだわる自然派化粧品とオリーブオイルを誠実につくり、お届けしています。
瀬戸内の美しい島々を見渡す丘にある「牛窓オリーブ園」がわたしたちの活動拠点です。約2,000本のオリーブが茂る園内にはハーブ園や幸福の鐘の丘などがあり、家族でくつろげる観光スポットとしても知られています。山頂にあるショップには当店で販売されている化粧品、食品、オリーブの鉢植えなどが並び、展望台からは周囲の景色をぐるりと360度眺めることができます。初夏に咲く白いオリーブの花、秋に色づくオリーブの実、そして年に一度、大勢のお客様でにぎわう収穫祭と、四季折々の表情を楽しんでいただけます。
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